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まぁ雑文といったところでしょう。


いつまでも正月みたいな(正月だったんですよね。)浮かれたのをトップにしとくのもね。

ちょっと上書き的な??よろしければお付き合いを。

写真はとある取材で訪れたお宅でのひとコマ。 私の着ているコートは、後ろのおふたりがかつて自分の農場で捕まえた野生のキタキツネを毛皮店にお願いして仕立ててもらったものなのだそうです。

ちょっと袖を通させてもらいましたが、これ、私かなりグッときました。

ポイントはモノ自体も大変素晴らしいのですが、私には何よりこの品に込められた深いヒストリー。

おふたりがこの土地に来られた当初はご苦労を重ねられたそうですが、その後興された農場も成功され、今は息子さんがその跡を継がれ今は家族と一緒にのんびりと幸せに暮らしているのだそうです。

古物、アンティークは私の趣味のひとつですが、魅力的なモノには同じく魅力的なヒストリーがあるものです。これこそまさにドンピシャ!

よその土地からこの地に根を下ろし、暮らしていく中で紡がれた衣服。

話をお聞きするほど当時のおふたりが、冬の林を歩くキタキツネがまるで目に浮かんでくるようでした。このコートを纏うのは、おふたりの人生と共に北海道をも身につけるということ。ほんとうに素敵な服との出会いは心を豊かにしてくれるものです。

そして、これをつくられた奥のお父さんはこれまた本当の洒落者!! コートだけでなく帽子も仕立て、さらにサイズ違いのもうワンセットを奥さまに贈られたのだそうです。今でも地元の冬祭りには、毎年このコートを羽織って出かけられるそうで、いまや地域の名物紳士だとか。カッコ良すぎです! しかし奥さまは恥ずかしいとのことで絶対一緒には着てくれないそうです。(笑)

今年も徐々に撮影仕事が始まっています。

興味深いものも多く、こちらでも写真を紹介していきますね。

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