札幌国際芸術祭 SIAF2024(その3)

1月20日から2月25日まで行われた、札幌国際芸術祭 SIAF2024のオフィシャル撮影(写真/映像)を今年も担当しました。

毎回楽しみにしているこの仕事。今年も実に楽しゅうございました。関係者の皆さんに心から感謝を！

今回は実行委員会からの依頼によるオフィシャル撮影の他に、参加アーティストから直接の制作依頼が多発(笑)

これがもう、、、最高でした！！！

自分なりに作品を解釈して表現するオフィシャルの撮影に対して、滞在中のアーティストと直接やりとりしながら制作していくスタイルは、それはそれはエキサイティング！アーティストたちと過ごした濃厚な時間はとても忘れられそうにありません。

その中から代表的なものをいくつか紹介します。

韓国からいらしたアーティスト、チェ・ウラムさんからビデオ制作の依頼があったのは会期が始まってから。打ち合わせを重ねるなか、この作品はとある同名の曲からインスパイアを得て制作したものと知りました。聞けばそのミュージシャンから音楽使用の許諾も取れているとのこと。のちにデータをいただき聞いてみると。。。まさかのポップミュージック！！！

素敵な音楽だけど作品と合うのか？が最初の感想でした(笑)

不安になってiPhoneに曲を入れて聴きながら実際に作品を見てみると。。。

うむ確かに！納得〜！！となったのでした。さすが！

こうなれば早いもので、さっそく仕上がりをチェさんに見てもらいましたが、イントロが始まると思わず雄叫びを上げるチェさん(笑)最後には『鳥肌立ったー』のフィードバックをいただきました。

のちにチェさんから、そのミュージシャン氏からも大変好評だと聞き私も喜んでいましたが、なんと先日そのミュージシャンのオフィシャルYouTubeチャンネルからも私が制作したビデオが公開されました！

もう素晴らしすぎる！優れた作品はジャンルや垣根などひょいっと越えちゃう！！

私もその一助になれたことを誇りに思います。

チェさんのSSDにデータを入れて納品の図（笑）

エイミー・カールさんからは、会期前から依頼がありました。聞けば海外で展示がある時には、開催地のフォトグラファー・ビデオグラファーと組むことにしているとのこと。紹介くださったSIAF事務局には大感謝。ありがとうございました。

オフィシャルで必要とされる以上の写真と映像の撮影が依頼内容でした。超エネルギッシュなエイミーさんと結局２日間びっちり作品とインタビュー、ポートレートの撮影！

これって会期前だからできたのよね。さすが！

仕上がりを急いで欲しいとのことで、超速納品するとすぐにフォーブスに掲載。。。

すっごいなエイミーさん。私そんなん載ったの初めて。。。光栄です！

撮影したビデオは編集などその後をエイミーさんのチームにお任せしましたが、ひとまず完成したようでエイミーさんのウェブサイトの作品ページにて、写真と共に掲載されています。

同じくABOUTのページにはその時撮影したポートレートが使われていますが、私としては渋めのこれより別バージョンで撮影したピンクのジャケットのが良かったな〜(笑)

実はチェさんをはじめ、何人ものアーティストからの直接依頼があったのは、私の仕事を気に入ってくれたエイミーさんが他のアーティストにたくさん宣伝してくれていたためでした。なんてありがたいこと。。。

おかげでエキサイティングかつアメイジングな冬を過ごせました！本当にありがとう！エイミーさん！

このお二人に限ったことではありませんが、アーティスト達は皆本当に優しく、楽しく、そして仕事にまっすぐな姿で私に接してくれました。

優れたアーティストは作品だけではなく人柄も一流という言葉を連想せずにはいられません。一緒に楽しく飲んだチェさん（もっと話したいことがあった〜）、地元サンフランシスコに私が居るところをすでに想像できる！と言ってくれたエイミーさん。ぜひまた仕事ができたら。何よりまたお会いしたい！